食べずに整える。食べて整える。 梅雨の“カビ視点”の食ケア

こんばんは。
橘ミサヲです。
今日は糖代謝と脂質代謝について
カタカナ並べて、ひたすら睨めっこ。
生化学って理系だけど
少し文系にも近い学問だなと思うのです。
文脈を紐解くような…
なんでそんなことをしているのか?
というと、、、
もっと薬と上手に付き合いながら
健康を叶えていく方法ってないのかな?
と思ったからです。
今も似たようなことを伝えてますが
もう少し深い段階でというか。
お互いを批判し合ってるが故に
誰も得してない現状…
それに振り回される患者…
これをどうにかしたい…
と、思い、学び直しをしています。
どうなることやら…笑
さて、本題へ。
今日まで、梅雨が体に与える
見えないストレスや、
腸内のカビ、自律神経の乱れについて
お伝えしてきました。
ここまで読んでみて
私のお腹の中にカビが増えすぎてるかも!
と思った方もいるかもしれません。
今日のテーマは、
「お腹の中のカビ」をどうケアするか?
という“食”の話です。
■ 腸の中には「カビ」もいる?
実は腸内には、常在菌だけでなく
「真菌(しんきん)」と呼ばれる
カビの仲間も共存しています。
そのバランスが崩れた状態、
たとえばカンジダ菌が増えすぎると、
・疲れやすい
・甘いもの欲が止まらない
・頭がぼーっとする
・ガスや便の異常
・肌トラブル
など、慢性的な症状が
起こりやすくなります。
■ 足し算ではなく、引き算
腸のカビケアで最も大切なのは、
「何を食べるか?」の前に、「何を食べないか?」です。
カビを殺そう!という発想ではなくて
まずは要らないカビを入れないこと。
私たちは、お金はかけたくないのに
ついついお金を出して何かをプラスするケアを
したくなります。
そうではなくて、まず引き算。
うちでは、油しかり、
いつも言ってることですね。
では、どういった食品に気をつければ良いのでしょうか。
■ カビを減らす=まず「食べない」選択から
以下の食品は、カビのエサになり、
腸内の真菌バランスを崩す原因になります。
▷ カビのエサになるNG食品
・白砂糖・果糖ブドウ糖液糖(清涼飲料、スイーツ、加工品)
・小麦・パン・パスタなど精製炭水化物
・アルコール
・酵母・発酵系食品(状態によっては要注意)
・乳製品(チーズ、ヨーグルト)
「え、発酵って腸にいいのでは?」と
思われた方も多いと思います。
が、何事も量と期間とその人の状態が決めます。
すでにお腹の中でカビが増えている状態では、
発酵食品は腸内環境を悪化させることがあります。
甘味料に関しても同じです。
自然な糖であっても、その方の
状況を見て量や質を調節する必要があります。
つまり、ハチミツや黒糖も同じです。
カビがお腹にあるときは
ハチミツや黒糖といった自然な糖ですら、
一時的に、毒にもなります。
もちろん賢く使えば薬にもなります。
どんなものを?
どんな量?
どんな期間?
が、人によって変わってきますので
バランス感覚が大切になってきます。
■ カビを減らす“抗真菌”の味方たち
一方で、自然の中には
カビを抑えてくれる食材も存在します。
食事にこれらを上手に取り入れることで、
内側から整えることができます。
たとえば
・にんにく
・生姜
こういったものは、カビ対策に対して
攻めの対策になります。
抗菌作用がありますから。
他にもたくさんありますが
まずは、引き算なので
足し算は今日は少しだけ。
普段の暮らしの中でもまずは
「引き算」の食ケアから始めて、
腸内の炎症やカビの活動が落ち着いてから、
少しずつ、また別のお腹のケアをしていくのが
おすすめです。
腸内のカビ対策は
“食べないこと”も立派なケアです。
砂糖や人工甘味料のような甘いものや
パンや麺製品をお休みするだけでも、
1週間で体が軽くなったり、
炎症が落ち着く人もいます。
「入れる」前に「減らす」「引く」。
それが梅雨の体を整える、
賢い“食ケア”の第一歩です。
あなたのお腹の中は
どんな環境でしょう。
あなたのエネルギーは
どのくらいありますか?
決して、菌やカビが悪いのではありません。
それらをうまくコントロールできない
私たちホスト側の問題です。
私たちが元気であれば
菌やカビすらも上手にコントロールして
むしろプラスに働いて共存することができます。
食べるもの、飲むもの、
1つひとつがあなたのお腹の状態や
エネルギー生産の状態をつくっています。
今日から3日間だけ、
甘いお菓子やパンをお休みしてみませんか?
体からの声が、きっと変わるはずです。
今は、あなたの体の声ではなく
悪さしてるカビの声…かも!?
体の声は本当に小さい。
本当のあなたの体の声を聞いていきましょう。
そして実は、腸内の状態とも
深く関わっているのが
「呼吸の質」や「自律神経のリズム」。
食事だけでは届かない、
“心と内臓をゆるめるスイッチ”を
明日は「呼吸」という視点からお届けします。
お楽しみに。
それでは今日はこの辺で。
おやすみなさい。