絶対的【悪】はいない

こんばんは。
橘ミサヲです。


昨日の講義で、講座生の方から
とても良い質問があって、こんな話題が出ました。

\活性酸素はいい奴なのか、悪い奴なのか/



活性酸素とは、体内に呼吸によって
取り込まれた酸素の一部が通常よりも
活性化された酸素などのこと。


講座生から活性酸素について
質問があったので、聞いてみました。


活性酸素は悪い奴なのかいい奴なのか
どちらでしょう?と。


回答は、
10人中2人がいいやつ
残りの8人が悪い奴、または不明

という回答でした。


いやぁ、面白いですよね〜
当たり前なんですが
人によって回答が違うんです。


それはなぜか?
知らないからじゃありません。
間違った回答なわけではなくて
どっちも正解だからです。



多くの人は、活性酸素は
身体にとって良くないものだと
思っています。


なぜなら、活性酸素が過剰に発生すると
正常な細胞や組織を攻撃するからです。

すると、免疫機能の低下や老化、
お肌においてはシミやシワ
その他、動脈硬化、がんといった
多くの害をもたらすことがあります。


この情報を知っていると
確かに、活性酸素は悪いやつかも!となります。


しかし、よーくみてくださいね。
活性酸素が悪いやつ!なのではなく
【過剰に発生すると】と書いています。


通常では、悪いやつにさはないのです。
【過剰に】なったときに、悪いやつになります。



昨日の講座生の中には
活性酸素がいい奴だと
思っている人もいました。


そう、活性酸素は過剰でなけれ
働き者のいい奴でもあるのです。


活性酸素は
免疫機能として働いていたり
排卵や受精において利用されたり
身体の中で、大切な仕事をしています。



つまり、いい奴であり
悪いやつにもなりうる
と言った感じでしょうか。



活性酸素は
身体に適度にいないと困るし
たくさんいすぎても困るのです。



どの世界を見ても
絶対的な悪も
絶対的な善もないのです。


目線を変えれば、
前提条件、背景が変われば
その善悪は変わるのです。


あなたにとって嫌な奴は
誰かにとっては
すごくいい奴だったり
大切な人だったりするわけです。


「変わらない悪も
変わらない善もない」


こういうことを頭の片隅に持っておくことで
身体のバランスを崩すことを防ぐことができます。


身体だけにとどまらず
人生において何かを選択するときに
役に立つと思います。

人間関係や仕事や何かで悩んだときに。


気付かぬうちに、
自分がそれに救われていることも
あるかもしれませんしね。



昨日、講義をしながら
改めてハッと気づきをもらう出来事でした。

伝える側として
健康という仕事に携わるものとして
忘れてはいけないなと。


そして、人間関係においては
やはり自分次第であり
自分がみたいように相手を見て
自分が演じて欲しいように
相手が演じてくれているのだと。


おもしろい気づきをもらった時間でした。
みなさまにもシェアをと思い
ブログにしてみました。



最後にオマケ


活性酸素について。
活性酸素は上の話からも分かるように
【過剰に】増やすような
要因は減らしておくのがいいです。


たとえば
過度な運動や自分の体で処理しきれないほどの紫外線
電磁波、放射線といった周波数。
ほかにも、吸ってしまうような
排気ガス、タバコ。
そして、食における農薬、食品添加物、
あとは、薬物や化学物質などですね。


こういうものは、活性酸素を
過剰に発生させるので
なるべく避けていきたいものですね。