五感を上手に使うために必要なこと

春から始めたミツバチのお世話。

ちょうど春、夏と2つの季節が巡った。




養蜂をしていると普段の暮らしよりも、

ほんの少し先に、季節を感じる。
その時間が好きだ。


自然により近い場所にいられる安心感と
自分の五感が開いていく感覚を味わえるから。


季節がめぐる感覚って

都会にだけ暮らしていると
鈍くなる。



生き物の鳴き声

変わりゆく
植物
風の香り
草花の香り
入り込む太陽の光



そういった
五感を刺激する自然なものが
山に比べると、都会は少ないから。



以前、会社と家の往復だけをして
人工的に作られたものばかりに触れていたころは
季節を感じることが少なかった。


だから極たまに、季節がめぐる香りがすると
鼻の奥が、ツンとして涙が出そうになっていた。




さらに、自然とかけ離れると
五感のセンサーが閉じていく。


自然の中にいるとのと
都会にいるときとでは、
五感のセンサーの受け取る力が
まったく違う。

自然の中で、つい口からこぼる

マイナスイオン感じる〜
空気が美味しい〜
緑がキラキラして見える〜
浄化される〜

というセリフは、人によって
受け取っている量に差はあれど、
五感が働いているから感じること。


私たちは、いやでも、自然の中にいると
五感の受け取る力はあがるのだ。
身体がゆるみ、余裕が出るから。



でも、都会で同じように
五感のセンサーをフルオープンして
すべてを受け入れていたら?


それは、大変だ。
人混み、大気汚染、騒音etc

さすがに、ちょっと疲れる。


そのため、身体が
自然と五感のセンサーを下げている。

省エネモードみたいなイメージ。


いろんな情報が入ってきて、すべてに
対応するのはエネルギーの無駄遣いだから
ちょっと、受取力を下げるのだ。


身体はかしこい。



でも、そう考えると、ここでひとつ
五感の受け取る力について
私は疑問が出てきた。


明らかに身体の弱っている
エネルギー代謝の低そうな人が
五感が鋭く受け取り力があるように
感じるケースだ。


なぜなら、身体が弱っている中で
五感のセンサーが鋭く、
いろんなものを受け取ってしまったら
身体は対処できないからだ。

それなのになんで五感が鋭いの?と
疑問だった。

でも、それは勘違いだった。
五感のセンサーが高い!受け取り力がある!
のと
身体が弱っていて鋭く感じるのは
まったく別だった。


それは、五感がいいのではなく
身体が影響を受けて対処しきれず
何かしらの症状や反応で分かるパターン。


耳鳴りがするから
頭痛がするから
地震が来るのが分かる
太陽フレアが分かる

とか

身体のエネルギー生産が追いついていないから
五感を閉じていても、ちょっとしたストレスで
身体が影響を受けて、疲れちゃう

とか。


こういうケースは

エネルギーがなかったり
自律神経が乱れていたり
解毒が追いついていなかったり
栄養バランスが悪く体内の電気の流れが悪かったり…

理由がある。


五感が鋭いのではなく
身体が変化に対応できず
身体の反応がでる。


だから、この場合は
身体が整うと元気になって
そのあとようやく
五感で受け取る力が出てくる。

五感を上手に使うには
ある程度、健康な肉体が必要なのだ。


そして、こんなことを書いている
わたし自身もこの道のりを辿った。
だから、疑問にも思ったし、気づきもあって
今日、こうやって言語化している。


今、自分の五感の受け取り力が
めちゃくちゃ高い!と言うわけじゃないけど
それでも、昔に比べたら上がっているし
正しく使えるようになってきた。


だからこそ、今は、”変わる”ということを
受け入れられる。
昔は無意識に変化を嫌がっていた。

世の中の万物は常に変化している。


それを、頭だけでなく五感でわかるから、
変化を嫌うことがなくなったのだ。
逆も然りだけれど。



別に五感が鋭いから、良いとか悪いとか
すごいとかすごくないとかじゃない。
そんなのはどーでも良い。

そこにジャッジはいらない。


ただ、それが
今の自分の状態を知るヒントになるから

身体が元気で五感のセンサーが高いのか?
影響を受けやすいくらい疲れているのか?


この違いくらいは分かっておくと
いいんじゃないかなと思う。
そしてまずは、元気であること。

最近、この違いが腑に落ちて
言語化できたことは
わたしにとっては、
ちょっぴり嬉しい出来事だ。


だから今日も地下鉄のなかで
ブログを書いている。


珍しく物語文に近いから
上手く書けている自信はない(笑)


けど、今の自分の中の言葉で
書いておこうと思う。
数ヶ月後にみて、笑うかもだけど。


読んでくれた皆様
ありがとうございます。


それでは今日はこの辺で。
おやすみなさい〜