5月20日は「世界ミツバチの日」 〜小さな羽音がつなぐ、わたしたちの命の循環〜

こんばんは。
橘ミサヲです。
明日、5月20日は
「World Bee Day(ワールド・ビーデー)」。
国連が2017年に制定した、
みつばちとその仲間たち=ポリネーター(送粉者)
を守る日です。
わたしがこの日を大切に思うのは、
はちみつを扱う仕事をしているから
だけではありません。
それ以上に、「ミツバチ」という存在を通して、
私たちの身体と地球、命の循環が
深くつながっていることを感じるからです。
■ミツバチの働きは、
私たちの食卓と森を支えている
ミツバチと聞いて、
まず思い浮かぶのは「はちみつ」
かもしれませんね。
でも、ミツバチの本当のすごさは、
「受粉(ポリネーション)」という
地味だけれど偉大な仕事にあります。
実は、世界の農産物の約75%は、
ミツバチやその仲間たちの受粉によって
実を結んでいます。
果物や野菜、ナッツ、コーヒー、
チョコレート、スパイスなど——
私たちの食卓の彩りは、
彼らの羽音から始まっているのです。
さらに、森や野山の植物たちも、
ミツバチのようなポリネーターに
支えられています。
受粉がなければ、
植物は種を残すことができず、
やがて生態系は崩れていきます。
■でも今、みつばちが減っている
この小さな命たちが、今、
世界中で静かに姿を消しつつあることを
ご存知でしょうか?
原因はさまざまです。
・ネオニコチノイド系などの強力な農薬
・単一作物ばかりの栽培による花の不足
・気候変動による開花時期のずれ
・寄生ダニやウイルス
・ミツバチの生きる環境そのものの喪失
みつばちは、特に化学物質に弱い生き物。
農薬の影響で方向感覚を失い、
巣に戻れなくなってしまうこともあります。
こうした理由から、
彼らは「環境指標生物」とも呼ばれています。
つまり、ミツバチが元気に飛び回れるかどうかが、
その土地の自然の健やかさを映し出す鏡なのです。
■「ミツバチがいなくなると、
人間も地球で生きていけなくなる」
こんな言葉を聞いたことはありますか?
アインシュタインの言葉として有名ですが、
実はベルギーの作家・養蜂家である
モーリス・メーテルリンクの著書に
書かれていた言葉とも言われています。
もちろん、言葉の真偽は重要ではありません。
それ以上に、
私たちの暮らしが、見えないところで
たくさんの小さな命に支えられているという事実に、
目を向けたいなぁと思うのです。
■「自分を整えること」は、
「地球と響き合うこと」
わたしが日々お届けしている
自然療法やセルフケアも、突き詰めていくと
「自然のリズムと調和して生きること」
につながっていきます。
呼吸を整え、食べものを選び、
自然を感じながら暮らすこと。
それは、自分を整えるだけでなく
地球を整えることでもあると
感じています。
ミツバチが安心して生きられる環境は、
私たち人間にとっても安心して暮らせる世界。
生態系の最前線にいる彼らの命を守ることは、
巡り巡って、私たち自身の命を守ることになるのです。
■今日からできる、ちいさなアクション
私は、去年から養蜂を学んだり
自分で巣箱を置いてみたりしてますが
そんな、難しいことをしなくても、
できることはあります。
・ベランダや庭に花の咲く植物を植える
・農薬や除草剤をなるべく使わない
・地域の農家さんや自然栽培を応援する
・ハチミツの背景にある養蜂のあり方に関心を持つ
そうした日々の選択が、
ミツバチや地球、そして自分自身の未来を守ることに
つながっていきます。
ミツバチのお世話をし始めてから
街でミツバチに出会うことが増えました。
ミツバチは、人が好きなら生き物です。
だからミツバチは養蜂家は、
匂いでわかるんですって。
まぁ、わたしはそんな、
まだまだ養蜂家ではないけれど笑
でもそんなふうに都会でも
ミツバチを見かけると
ありがたいなぁと思います。
そして、この環境で元気かな?
と少し心配もします。
今日は、本来、梅雨バテのための
セルフケアリセットの案内をする予定でした。
が、それよりも先に
明日の世界ミツバチdayを知って欲しくて
ブログを書きました。
梅雨バテの案内は、また明日。
もう少しお待ちくださいね。
ミツバチはわたしたちに「つながり」と「調和」を
思い出させてくれて存在。
明日もあなたがあなたの命と
やさしくつながりながら、
地球と調和して生きる1日となりますように。す
それでは今日はこの辺で。
おやすみなさい。