ついつい壺を買いたくなる人へ

こんばんは。
ハニーセラピストの橘ミサヲです。


先日、ビジネス塾をされてる方の
1時間のセッションを受けました。
(本サービスの入り口みたいなやつ)


「あぁ、これは、壺に手を伸ばしかけている」
と思いながら申し込みました。
(決してその方が怪しいとかそういうことではありません)


壺とは何か?
それは、自分が悩んでいたり不安な時に現れる
魔法のランプのような壺のことです。
今、自分がからかえている漠然とした
不安や悩みを劇的に変えてくれるように
・ ・ ・
みえる魔法の壺です。


みえるだけなので
実際に買って手にしても
本当の意味でわたしの悩みや不安を
解決してくれることはありません。


一時的にその不安や悩みを
その壺を買うことでアドレナリンをだし
和らげているようなものです。



でも、パニックのときは
そんなことに気づかない。

買って満足。
あるいは、買ってしばらく活用して
一見、解決したようにみえて
また、しばらくすると同じ問題が出てきて
また、壺を買う。

そんな流れを辿るもの、
そうやって不安が原動力となって
手を伸ばしたものをここでは
壺というふうに表現しています。



ここ2ヶ月、怒涛に過ぎており
わたしの中で漠然とした不安がありました。


その不安をきちんと見たり整理することなく
漠然とした不安のまま、つまりパニックのまま
目の前に現れた、なんか良さげなサービスに
手を伸ばそうとしたのです。


「これをやっても意味がない、
本質的な問題はそこじゃない」
と、分かりながらも
手を伸ばさずにはいられず
自覚しながら、手を伸ばしました。


大きな壺は買わずにすみました。
なぜ買わなかったのか?


自覚して行動していたからです。
自分が今、不安でパニックの渦中であること、
何か一足飛びできる奇跡を望んでいることを。


とても素敵な方で話している中で
自分で自分の中の不安や問題の原因が
より、明確になりました。


その結果、
これが手に入れば解決すると
勘違いをしていたけれど
根本の問題は、そこじゃない
と気づく…みたいな。


その瞬間、スーッと冷静になる自分
身体が緩む自分が出てきます。


私たちは、わからないことに
なるべくエネルギーを割きたくないので
咄嗟に小手先の目の前にある何かに
手を伸ばしてしまうということが
よく分かりました。

やはりエネルギーは必須。


結果として本サービスの購入は
お断りさせていただきました。


その壺が悪いわけではないです。
おそらくらとても良い講座?コンサル?です。


でもわたしは、その壺じゃなくて、
別の場所で、その悩みや問題を解決できるし
なにより、この壺じゃなくて、今わたしが
持っている大切な場所でそれをしたいと思ったのです。


そんなことに気づかせてくれた時間でした。
相手に方には、申し訳なかったかもしれませんが
気づけてよかったです。


また自分を嫌いになる証拠集めをするとこでした。


パニックのときは、そういうことをしがちです。
過去にそうやって壺を買った過去は
たくさんあります。


でもここ最近はなかったので
成長したなーとか思っていたら
そうでもなかったわけです。


やはりパニック(不安を原動にする行動)時は
要注意ですね。


今回良かったのは、
パニックであることを自覚していて
壺に手を伸ばしていることを分かった上で
行動していたことだと思います。



じゃぁ、そのパニックであることを
どうやって自覚したらいいのか?
それが壺なのかどうかを見分けるものはなにか?


それは、カラダの声を聴くことです。


それをやる、買うときめたとき
身体は緩んでる?
肩力入ってない?
息はしてる?

そんなふうに自分の体を観察してみる。
脳はすぐ嘘をつきますからね。

そのときに、力みが入ってガチガチなら
それは、パニックで壺に手を伸ばしている
可能性があります。


だからそんなときは
即決せずに一旦保留です。


体を緩ませてから
もう一度、考えてみましょう。
それでも分かりにくかったら
その状態で一旦、紙に書いてみることですね。


何が不安で何に悩んでいるのか。
それを手に入れることで
あなたはどうなれると思っているのか?



今、目の前のその悩みや問題を
その何か一つでサッと解決!
みたいな魔法の杖はありません。


何かでそうなったことがあることも
それは、それまでにそうなるだけの
何かがあったのです。
繋がりの結果です。


その一つの魔法の杖だけを
求めてはいけません。



じゃぁ、どうするのか。

ひとつひとつ丁寧に
自分の体をの声を聞きながら
ひとひとつ丁寧に
目の前のことをやる

これ無くしてはありえない。


遠きに行くには
必ず近きよりす


私も自戒を込めて。
きっとまた壺を買いたくなるから。


その時のわたしへ。
こうして書いておきます。