必殺!熱殺蜂球!!〜ミツバチが教えてくれたこと〜
こんばんは。
ハニーセラピストの橘ミサヲです。
3連休初日の今日は
ミツバチのお世話からスタート。
今日は、とっても良い体験ができました。
「熱殺蜂球」を生で見ることができました。
熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)
もう、響きがカッコよくないですか?笑
漫画に出てきそうな必殺技っぽいなと
厨二病チックなことを考えしまいます笑
熱殺蜂球とは、ニホンミツバチが
天敵であるスズメバチに対抗する戦略です。
一斉にスズメバチに襲いかかって
胸の筋肉を震わせて発熱します。
そして蜂球の中でスズメバチを
蒸し殺すという戦略です。
蜂球の中は、スズメバチの致死温度45度を
超えて47-48度になると言われています。
そのため、ニホンミツバチの熱殺蜂球は
致死度が46度もオオスズメバチにも
対抗できる戦略なのです。
オオスズメバチは、ミツバチたちの食事である
ハチミツを根こそぎ奪ってしまったり
幼虫を食べてしまったりするため
ミツバチにとっては天敵です。
そのため、昔から、ニホンミツバチは
対抗する戦略を持っているのです。
知識としては、熱殺蜂球は知っていました。
はじめて知ったときも感動しました。
自然の摂理を感じたのです。
でも今日、目の前で
熱殺蜂球をするシーンをみて
とても感慨深くなりました。
抵抗するオオスズメバチ。
必死に熱を生み戦うニホンミツバチ。
元気なニホンミツバチ家族であれば
オオスズメバチにも勝ちます。
でも、熱殺蜂球に参加するハチは
命を削って、戦いに挑むのです。
そのため、若者ではなくて
高齢者が参加します。
そして、一度、熱殺蜂球に参加した
ニホンミツバチは、次回も積極的に
熱殺蜂球に参加します。
寿命の短いミツバチに
命を削るリスクの高い仕事をさせるのです。
これもまた、ミツバチの生存戦略のひとつだと
言われていています。
熱殺蜂球をみたとき
最初、少し胸が苦しくなりました。
命がなくなっていくオオスズメバチの姿と
命を削って家族(コロニー)も守るために
戦い続ける姿をみて、呼吸が浅くなったのです。
そして呼吸が浅くなる自分を知り
少し、恥ずかしくなりました。
普段、私たちヒトも同じように
植物や動物から、命をいただいて生きています。
それなのに、その命をいただいている
という感覚がなさすぎると思ったのです。
わかりやすい言葉でいうなら
これって、弱肉強食、食物連鎖ですよね。
そんな小学生で習うことが、
自分の中でうすっぺらくなっていることに
ハッとしたのです。
なんて、命から遠いところで
暮らしているんだろうと思ったのです。
こんなことをずっと考える必要はないし
重たく考える必要もないと思っています。
だって、私たちだってこの地球において
何か大きなものの一部ですから。
でも、食事をするときくらいは
両手を合わせて
“(いのちを)いただきます”と
一呼吸おいて、食事をしたい。
食事のあとも、手を合わせて
“ごちそうさまでした”
と、感謝を述べたい。
と思いました。
当たり前のことですけどね。
今だって、形だけならやってます。
でも、中身が伴ってなかったのです。
だから、熱殺蜂球をみて苦しくなりました。
普段から自分も同じように
命をいただているという感覚が
薄かったのでしょうね。
昔、豚を解剖して、オペの際の
医療機器のデモストレーションを
やったときも似た感覚になったのを覚えています。
また、忘れかけてました。
今日、この光景をみれて
本当によかったです。
ミツバチはいつも私に
大切なことを思い出させてくれます。
いただきます
ごちそうさま
大切にしたいと思います。
私たちは常に、何かに
応援されて生きている。
そんなことを思い出させてくれる時間でした。
いやぁ、にしても
熱殺蜂球すごかった。。。
自然の生き物ってかっこいいいい。
とても良い体験ができた1日でした。
写真や動画はインスタにも
あげておきます(^^)
よかったら見てくださいね!
では、今日はこの辺で!
おやすみなさーい♪