健康診断は切り取り写真〜現代医学の得意技(笑)〜
こんばんは〜
今日も名古屋は天気が良く…暑いです〜
実家の方は大雨で土砂崩れなどもあるようで心配です。
最近は局地的な豪雨で
台風や大雨となると少し怖いと感じるように
なりましたよね〜備えが必要ですね。
さて、家族から先日
LDLコレステロールの相談受けました。
(と言ってもちょい高いくらいです)
会社から、別途、医師の診断を受けてこい
との通知がきたようで、そのご相談です。
案の定、言われたことは下記の3つ
・生活習慣の改善(食事、運動、ストレス)
・1ヶ月後に様子見て下がってなければ薬検討
・脂質異常症のリスクは、動脈硬化
特に、血液検査を再度することなく5分の問診で終わり。
普段の食事や体質や他の悩みをカウンセリング
することもなく…
まぁ、仕方ないですよね。
医師も忙しいですもんね〜〜
でも、1ヶ月後検査して高かったら
薬!?え!?
スタチン系の薬剤のリスク高いよ?
そんなに高くない値なのに…
リスクとベネフィットどうなってるの?
などなど、ツッコミどころは山のようありますが
まぁ、そこらへんは病院とも円満にいきたいので
スルーして…
私は、もう一度、コレステロールについて
ちゃんと知って欲しいと思うのです。
以前のブログにも書きましたが
LDLコレステロール=悪ではありません。
そもそもコレステロールってなに?
と思う方もいると思うのでそこから
少し紹介しますね。
コレステロールは、私たちの体内で
こんな仕事をしています。
・ビタミンD、ホルモン、胆汁酸の材料
・炎症を抑える仕事
・ストレス反応を抑える作用
・私たちの細胞の構造を安定させる仕事
など!
そして、このコレステロールのほとんどは
必要に応じて、私たちの体内で作られます。
脂質が、コレステロールを上げる
と言うイメージ持っていませんか?
しかし、実際コレステロールは、食事中の含有量は
少なく、体の外からは入ってくるというよりは
体内で作られるほうが多いです。
そう、コレステロールが高い人は
体内で沢山のコレステロールが作られている
ことになります。
では、なぜ体内で沢山のコレステロールが
作られているのか?
それは、私たちの体がストレスいっぱいで
そのストレスに対抗するために
コレステロールが作られています。
ここで言うストレスは
精神的ストレスも肉体的ストレスも
食べたものによる体へのストレスもあります。
もし、食事でコレステロールが増えているのなら
それは、その食事に、なにかしらの害があり
そのストレスに対抗するために
私たちの体内で、コレステロールが
必要で作られています。
コレステロールが高い人は
太っていたり、中年男性に多いイメージですよね。
それは、そういう方たちが
お酒や仕事のストレス
食事中の酸化しやすい油
外食やお惣菜が多くなって
ホルモン剤を入れてるお肉 など
を日頃から摂取していている可能性があります。
あとは、不規則な生活や、運動不足。
また、閉経後の女性でコレステロールが高いのは
生理が終わるので、生理のために作っていた
ホルモンを作る必要がなくなり
一時的に、余るためです。
コレステロールの8割は
体の中で必要で作られているもの。
つまり、コレステロール≠悪。
まずは、ココを知っておいてくださいね♪
その上で、
食事指導だけでなく、薬を飲むか迷った時
どうしましょう。今回のケースですね。
食事指導は体に害のあるものを
減らすという意味では
根本にアプローチできます。
まぁ、食事指導の時間は数秒ですが…
きちんと、世の中の流行り廃りの
健康情報だけでなく、体のメカニズムと
その自分の中に取り込んだ時の働きを
知った上で選んでいけると
体は応えてくれます。
そして、お薬。
聞いたことのあるお薬かもしれないですね。
スタチン系のお薬が処方されます。
これは、コレステロールを作る過程を
ストップさせるお薬です。
なので、コレステロールは作られず
検査値は下がります。
もちろん、副作用はあります。
特にことお薬の副作用は300以上あり
少しでも副作用がでやると、ストップする
必要のあるお薬です。
でも、先ほどもいったように
コレステロール≠悪
体がストレスと対抗するために必要なので
敢えて作っています。
それなのにコレステロールを作るのを
ストップさせるのは、どうなのかな?
と思った人もいるかもしれませんね。
現代医学では、脂が多いから
血管に詰まっているんじゃないか
という考え方をしています。
なぜなら、動脈硬化が起きてる人の
血管をみたらコレステロールが沢山だったから!
(ココ、ポイントですよ)
ちなみに講義を受けられてる方は、本当は
なんで動脈硬化が起きるか
もう分かりますよね(笑)
まぁそこは今回は置いておいて、
今日は、悪とされるコレステロールは
本当に悪なのか???ということをみましょう。
もう一度、コレステロールの
お仕事を思い出してくださいね。
コレステロールは、体の中の
ストレスを減らしたり、炎症を消すために
作られています。
むしろ、体の中の炎症を消す火消しにきてる消防士。
それなのに、現代医学では
血液検査のデータという
一部だけを切り取ってみているので
火事が起きている!
現場に駆けつけると、
いつもオレンジ色の服を着た
消防隊員がいる。
あいつらが放火犯だ!!!
つまり
動脈硬化が起きている!
血液検査をしてみると
わぁ!コレステロールが高い!!
って言ってるんです…
いやいや!!
ちょっと冷静になって欲しいのです。
その現場しかみていない。
その消防士が何をしているのか
何のために駆けつけてるか
なぜ火事が起きているか
を見ていない。
コレステロールが
何をしているのか見ていない・・・
コレステロールが悪者なのではなく
コレステロールが沢山出てこないといけない
ストレス沢山の体になっていることに
目を向ける必要があります。
一部だけをみて、
原因と結果を入れ違えてしまう。
まぁ、人生でもたまにありますよね(笑)
現代医学は、これが大得意(笑)
糖尿病も同じようなことが起きています。
でも、それを体でやってしまうと
薬でコレステロールを下げ
本来、体を守るために出てきていた
コレステロールを減らし
火事の現場はそのまま放置
になってしまいます。
かと言って、
コレステロール高いけど気にしない〜
だってコレステロール≠悪だから放置しよ!
これは、もちほん、違います。
コレステロールが高いのは
体の中で、なにかストレスがあり
炎症が起きているという一つのSOSです。
無視はせずに
食事や生活習慣を見直してみましょう。
その時、きちんとその食事が
自分の体のメカニズムや自然治癒力を
邪魔しないか?ココはひとつ選ぶ基準として
持っておくといいですよね。
こんな仕組みを知っていれば
健康診断の結果に一喜一憂せずに
でも、放置もせずに、安心して
“今”できることを選べるようになります。
今回、うちの家族も
薬を飲む選択肢はもちろんないです。
でも、なぜ上がっているか
つまり、ストレスになっている理由
炎症が起きている理由は、探ります。
ストレスがあるのか?
代謝が上がってゴミ処理が進んでの炎症か?
それもも、炎症を起こしやすい物質を
とりすぎているのか? などなど。
あなたの体ですから。
チームリーダーはあなたです。
病院で先生に言われたから
管理栄養士に言われたから
ではなく
一度、きちんと自分の体のことを知り
自立して自分で、その言われたことを
取り入れるか、取り入れないか
選べるようになると、
より健康であなたらしく、強くしなやかに
日々を過ごせるようになります。
体は資本です。
お薬だってお金がかかります。
特に、生活習慣病は
一度飲むと、ずっとです。
もし、使うという選択肢になったとしても
メリット、デメリットを考えて、
自分が自分らしく自然体で元気になるために
賢く選んでいきましょう。
そのためにはやはりまず
知ることから始めましょう。
知らなければ、医師に聞くこともできないし
自分で選ぶことも、もちろんできません。
あなたの、家族の大切な体です。
一度、メカニズムをきちんと
知っていきましょうね。
さてさて、今日はこの辺で♪
明日もカウンセリングとセッションと
盛りだくさん〜〜
エネルギーあげて
乗り越えていこーう♪
皆さんも良き週末を〜