あなたが選べばいい〜立体的に”私”をみる〜

私は、社会人になってすぐの頃
毎日のように、付き合いで飲み歩いていました(笑)

医薬品の仕事をしていたので
肝機能の大切さや、糖尿病の怖さは、知ってるつもりでした。
でも、病気になったら薬飲めばいいよねー!
と、笑いながら話してる時もありました。
今から振り返ると乱れすぎ…恥ずかしい、、、笑


そんな私ですが、実際の患者さんを前に
治らないことへの疑問を抱くようになり
その後、自分の体調不良を薬で押さえ込み
繰り返し不調になる経験を経て、ようやく気付きました。


お薬があるから大丈夫
医療が発達してるから大丈夫
ではないこと

病院で治らない
と言われても、それはあくまで西洋医学や現代医療では
治らないということであり、治る可能性が0というわけではないこと。


確かにお薬に、助けられることもあります。
けど、お薬は魔法ではありません。


現代は選択肢も多く、情報も多いです。
“何を選ぶか”という選択で
身体は大きく変わってきます。


お肌が荒れた時
なんとなく不調がある時
生理前、生理痛でつらいなーっていう時


健康診断で引っかかった時
何かしらの病気になった時
心と体のバランスが崩れた時


ずっと元気でいたい
家族にも元気でいてほしい
自由に動ける体でありたい
そう思った時に


自分や家族を守るもの
助けてくれるものに、いくつの選択肢がありますか?


私は、それをお薬!病院!がすべて!民間療法は怪しい!
と、感じていた頃があります。


職業柄、お薬は人よりは詳しい方で、病気のこと
身体のことは勉強している方でした。
そして、今思うと、本当恥ずかしいですが
お薬を魔法の杖のように思ってた頃がありました。


でも、数年前に
あれ?違うかも…とハッとしたのです。
どんだけ新しい薬を飲んでも、最先端の治療をしても
治らない人、ずっとお薬を飲み続ける人
逆に副作用で苦しむ人を沢山見てきました。

自分自身も、不調が重なった時、生活も食事も、心の状態も顧みず
ただ、ただお薬だけに頼って、突っ走っていた時期があります。

結果、その症状は一旦治りますが
また別の不調が出てきたり
同じ不調を繰り返したり
そうしていく中で、あれ?おかしいぞと気づいたのです。


自分はお薬を飲んで”治った気”になってたけれど、
それは、あくまで一時的に症状を押さえていただけで
根本の原因にはアプローチできていなかった。
結果、そのまま、根本原因は放置で、別の症状が出てくる経験も。


勿論、すべてではないですが、
お薬は、あくまで今、出ているその症状を
一時的に抑えてくれるもの。


健康診断で引っかかった数値を
とりあえず、基準値内に戻してくれるもの


お薬が必要な時もあると思います。
特に、緊急性の高い処置の場合は、お薬はとても力を発揮します。
逆に、慢性的な不調などを治すのは苦手です。
これも適材適所。

でも、お薬や病院に頼ることしか知らなければ、
選択肢がそれしかないので選ぼうにも選べません。
なので、お薬や病院以外の選択肢も、あなたの中に
少しずつ増やしていけるといいなぁと思うのです。

お薬を代表とする現代の医療は、西洋医学が基本です。
西洋医学は、科学的根拠が前提で症状を早く抑えることにフォーカスしています。

そして、自然生薬や鍼や自然療法をはじめとした
東洋医学や伝統医学は、経験に基づく医学です。
こちらは、病は生命バランスの崩れの結果と考え、
症状だけでなく、根本原因にもアプローチし、バランスをとり
全体としての調和をとっていきます。

日本は、現代医療の考えが根強いですが
それぞれ、メリット、デメリットも様々あります。
人それぞれいろんな状況、価値観もあると思います。
だからこそ、きちんと知った上で
自分にとってちょうどいいものを選んでいけたらいいですよね。

だって、あなたの身体のチームリーダーは、あなたですから。
あなたが選べばいいんです。
あなたが、自然体でいられるハッピーな選択をしたらいいんです。

そのためにも、まずは知ること。
今、お世話になっている
お薬や西洋医学のことを知って、その上で
他のいろんな選択肢があるということも
知ってもらえたらと思います。

一方向だけでは、分からないこともあります。
偏ってしまうのは、心身のバランスも崩しがちになります。
私たちは、何か一つではなく、たくさんの要素でできていますから。

構造で見るなら解剖学
機能で見るなら生理学
病気で見るなら病理学
栄養から見るなら栄養学
薬から見るなら薬理学
マインドから見るなら心理学

他にも、四柱推命や西洋占星術のような占いや
エレメント、陰陽五行など
いろんな断面が組み合わさってようやく”私”が見えてきます。

何か一つが良い、悪いではなくて
一緒に、いろんな角度から、自分のこと知っていきましょう。
そして、自然体なナチュラルな私をみつけにいきましょう。