痛みと癒し〜養蜂で感じる痛きもちぃ感覚〜
こんばんは。
ハニーセラピストの橘ミサヲです。
今年の夏は、本当によく汗をかきました。
みなさんは、汗かきましたか?
通勤やお出かけの時に
で汗かくのは嫌でしたが
スポーツみたいに
汗をかこうと思って汗をかくのは
気持ちがいいですね。
みなさん、汗はかきましたか?
デトックスにもなるし
ちゃんと水分補給しながらの汗は
身体にとってもいいですよね。
さて、私がこの夏
1番汗をかいたのは養蜂です。
山の中とはいえ、
養蜂の服を着ながらの作業は
滝のように汗が出るくらい暑いです。
ここ数年の暑さは異常なので
暑すぎてミツバチもバテており
ミツバチが生活できずに
コロニーが崩壊するケースも…。
そのため、夏は、より念入りに
ミツバチの様子を観察して
ミツバチの暮らしの邪魔はせずに
ミツバチたちが快適に過ごせるように
お世話をしました。
春すぎから始めたミツバチのお世話は
ちょうど3ヶ月ほど経ちました。
最近は、養蜂をしながら秋を感じつつ
“痛きもちぃ感覚”を楽しんでいます。
少し前に、スズメバチに遭遇したのです。
(刺されてません、もし刺されたら
痛きもちぃでは済まされない…)
スズメバチはミツバチの天敵です。
ミツバチの巣を襲って、
ミツバチを攻撃し捕食したり、
中のハチミツや幼虫を盗もうとします。
ニホンミツバチたちは
スズメバチに対する策を持っていますが、
それでも脅威であることは変わりないので、
人が少し手を入れて対策をしています。
(セイヨウミツバチは策を持っていません)
そのため、最近は養蜂では
スズメバチ対策を習っています。
とはいえ、スズメバチも
この生態系の中では
必要な仕事をしています。
そのため、むやみに殺してしまうと
生態系が崩れて、また別の角度から、
私たちやミツバチに害があります。
私の先生も、
“ミツバチだけを守るのは違う。
無駄な殺生はしない”というスタンスで、
殺さずに守る対策をしています。
それでもどうしても、というときは、
殺したスズメバチを食べるそうです。
お酒にして薬用酒にしたり、
そのまま食べたり。
私は少し驚きました…
え、食べるんだ!と。
でも、理由を聞いて、痛いような癒されるような
不思議な感覚になりました。
先生は
“命を奪うのだから、奪って終わりにしない”
といったのです。
次の命に繋げるという考え方ですね。
私はこの話を聞いたときに
お腹の辺りがギューっとしました。
痛みのあとに、少しずつ癒されるような
痛気持ち良い感覚。(え、変態…!?)
ハッとしたのです。
普段、食べている食事を
そんなふうに考えて食べたことがあるだろうか?と。
調理するときに、命をいただくという感覚を
どのくらいもっているだろうか?と。
とても考えさせられる一言でした。
知っていても、腹落ちしていないし
ついつい薄れてしまう感覚です。
私たちは、基本的には外から栄養や
エネルギーをもらって生きていきます。
つまり、何かしらに応援されて
生きていられるのです。
もちろん、私たちもまた
何かの一部になることもあり
何かを応援して生きています。
こういう話を聞くと
食物連鎖というとイメージが
湧くのではないでしょうか。
そんな中学生?小学生?で習うような
当たり前のことを、また大人になって
リアルに感じています。
自分にない思考や感覚を知るのは
本当に痛気持ちいです。
ハッとしたあとに
食事で、無理に食べる必要はないですが
日頃からなるべく食べられる分を作ったり
注文したりしたいなぁとか
ごはんを作るときも
無駄を出さないような調理をしたいなぁとか
蜂蜜の瓶は最後…お湯入れてすべて
残りがないようにいただきたいなぁとか
養蜂にいくと、そんな日々の生活の
ほんのささいなことに気づきます。
私にとって最近の養蜂は
教科書を、机上の空論を超えた学びで
チクッとした痛みを感じる気づきが多いです。
でもそのあと必ず、その新しい気づきによる
癒しを与えてもらいます。
汗だくになるし…
日焼けするし…
蚊に刺されるし…
やだー!と思うこともありますが(笑)
それを超えるいろんな恵みをたくさん
もらっています。
もう、秋ですね。
美味しいものもたくさんの季節。
美味しいものをいただきながら
いろんなものと繋がっている感覚
たくさん何かに応援されている感覚を
もっと味わっていきたいなぁと思います。
9月半ばにもなると、今年2024年の色も
そろそろ薄れてきて少し、
来年を意識する時期。
その前に、今年の前半にたくさん動いて
こうやっていろいろ感じたことを
言葉にしていきたいと思いかきました。
いつもの、お勉強!
みたいなブログだけじゃなくて
こういうブログも少しずつ書いていきますね。
よかったらお付き合いくださいな。
それでは今日はこの辺で。
おやすみなさい〜