大豆は健康食なの?〜大豆とアレルギーと病気〜
大豆=ヘルシー!健康!
みたいなイメージがまだまだ
世の中にはあります。
女性ホルモン作用のあるイソフラボンや
抗炎症、抗菌作用などのサポニンの成分も注目されたり
ヘルシーだからと肉の代替食としても
流行っています。
しかし、実は
大豆=健康は間違っています。
今日は大豆のお話です。
大豆は健康にいい!と思ってる方、
ぜひ一度、本当に?と考えてみてください。
大豆はお肉と同じくらいの
たんぱく質を含んでいることから
『畑のお肉』とも呼ばれます。
大豆には、たんぱく質、脂質、炭水化物
食物繊維をはじめ、カルシウム、マグネシウム
ビタミンB1やビタミンE等の栄養素が含まれており、
天然バランス栄養食としても知られます。
また大豆には、コレステロールを
低下させるレシチンや、抗酸化作用のあるサポニン、
女性ホルモン作用のイソフラボンが含まれます。
こうやってきくと、ほうほう
やっぱり大豆は素晴らしい!食べなきゃ!
となります。
しかし物事はいろんな角度から
見る必要があります。
1990年代まで3大アレルゲンと言えば
鶏卵、牛乳、大豆でした。
現在は大豆ではなく小麦が入ります。
そう、昔は「大豆」は3大アレルゲン。
ただし、一般的に表記されるアレルゲンは、
食べてすぐに体調に出る即時型を
対象にしたものなので、食べてから
時間がたって起きる遅延型アレルギー
は含まれません。
つまり、潜在的に大豆アレルゲンの人は
多いのかも知れません。
そして、沢山ある大豆製品の中で
最もアレルギー報告の多いものは
今はやっている「豆乳」です。
牛乳がよくないとなった時、
代替として豆乳!となる人が多いです。
でも、逆にアレルギー症状が悪化した!
という報告もあります。
豆乳、調製豆乳、豆乳飲料などの
大豆を主な原材料とする飲料を摂取することで
皮膚や粘膜のかゆみ、赤み、腫れ、じんましん
呼吸困難といったアレルギー症状を
発症したという相談が増えています。
実際、国民生活者センターにも
そういった相談は多いようです。
さらに、良いと言われるイソフラボンや
サポニンやレシチン。
これらも一見いいようにみえますが
イソフラボンは、エストロゲン作用があるので
過剰に摂取することで炎症の火種になります。
子宮内膜症や婦人科系のがん
精子の能力低下など
さまざまな報告があります。
またサポニンやレシチンは
毒性物質でもあるので
私たちの生命活動に必須な
甲状腺機能をさげてしまうこともあります。
つまり、大豆=健康ではないのです。
では、大豆=悪なのでしょうか?
それも違います。
お醤油、お味噌、納豆など日本食には
大豆がないと成り立たないほど浸透しています。
日本人は大豆のデメリットを上手に
和らげて取り入れているのです。
加工工程の少ない大豆製品には
アレルゲンたんぱくが含まれ
それが症状を出す原因になります。
そのため、加熱や発酵、熟成などの
加工処理をすることでそのアレルゲン
たんぱくが分解され、
大豆製品は消化がしやすく、
栄養価も高くなります。
そのため発酵、熟成されている味噌や醤油は
アレルゲン反応が出ることは
めったにないのです。
大豆=悪 というよりも
発酵前の大豆や加工が少ない豆乳と
発酵、熟成後の大豆製品は別物なのです。
ですが、大豆=健康的と言うのも
イメージに過ぎません。
タンパク質としての量はあっても
吸収は良くないです。
さらに、発酵熟成をさせても
エストロゲン作用のある
イソフラボンの効果は消えないため
油の多い現代人には、
デメリットの方が強く出ます。
発酵しているようなものは
適度に取り入れたら良いですが
大豆はあくまで嗜好品です。
小鉢として少し食べるのがちょうどいいです。
発酵しているものも
更年期症状やアトピーなどと炎症が強い時は
控えた方が良いです。
そして、
大豆ミートハンバーグ!みたいに
大豆がメインの食事には
少し違和感をもって眺めてみてください。
こんな事例は大豆以外にもたくさんあります。
健康の流行に振り回されず
自分にとってちょうどいい選択が
できるようになっていきたいものですね。
それでは今日はこの辺で。
おやすみなさい〜