着物を着て思うこと〜結果だけを取りに行かない〜

こんばんは〜
ハニーセラピストの橘ミサヲです。


先週末、東京出張でした。
最近、新幹線に乗るときに、着物を
着ていることが多いのですが体が楽です。


これは、着物が長い歴史の中で
受け継いできたエネルギーがあるものであり
着付けが、無重力着付けだからだと思っています。


とにかく、心地が良い状態が続きます。



私が無重力着付けを習ったとき、
“結果は重視しない方が良い”
と感じました。


見た目の美しさを重視するあまり
苦しい着付けになってしまっていると
分かったからです。


おはしょりが何センチで
襟足はどのくらいで
と、外見の美しさを重視した結果
着心地が悪いものになる。


結果だけを重視しても
その過程を大切にできていなかったり
そもそもの土台が崩れていたら

その仕上がりは、美しいのだろうか?
最近はそんなふうに感じるようになりました。



日本人には、日本人としての体の使い方があり、
着物は、日本人としての体の使い方に合わせて、
作られていると習いました。、


だから、日本人としての
体の使い方という土台がなければ
見た目だけを、どうこうしようとしても
崩れてしまいます。


そして、その崩れを起こさないように
クリップで止めたり、板を入れたり
いろんな工夫をして、着付けをします。
どんどん、体は苦しくなります。



着付けのときに、体の声を無視して
着付けをしたその先に、”着心地が良い”が
あるわけがないですよね。


見た目の美しさは
ひとつひとつの積み重ねの先にあるもの。
土台と過程がしっかりしていれば
自然とついてくるものです。


それなのに、先に結果だけを
取りに行くなんてナンセンス。



このお話は、決して
着物に限ったことではありません。


外見もそうですよね。
体の内側が整っている人は
髪や爪の先まで、無理なく、美しい。

心が整っていれば
所作が丁寧になり、美しく見える。

体の不調体質改善も同じです。



今の自分に圧をかけて
結果だけを取りに行くなんて難しいのです。


だって、圧をかけていたら
スピードは遅くなるし、動けません。

パニックの自分は、今の自分が
分かっていないのですから、
冷静に判断できず、
次の一歩も分かりにくい。



結果だけをとりにいこうと
結果だけを目指して進まないこと。


結果だけを取りに行く
ゴールだけを見て走る
それは、少し辛いですから。


山登りで頂上からの景色より
8号目の景色が綺麗だと思うときや
5号目で食べたおにぎりが
最高だったと思うときがあるように

道中も、”過程”も楽しんでいきましょう。


今の心地よさや幸せをポッケに入れて。


その幸せ、心地よさ、楽しさ
が積み重ねっていけば、必ずその先には
あなたが良いなと思う”結果”があるはずです。

“結果”だけを取りに行かないように。


自分への自戒も込めて。



そんなことを、着物を着るたびに感じている
今日、この頃です。
それでは、今日はこの辺で。