調理油の違和感と油の流行り
こんばんは〜
自然治癒療法家/ハニーセラピストの
橘ミサヲです。
今日は人日の節句
1年で初の節句です。
七草粥を食べる日ですね。
七草粥は、
年末年始で負荷をかけた
胃腸を休ませるためだけでなく
無病息災を願い食されます。
七草は、早春にいち早く芽吹く植物。
そのため、邪気を払うと言われています。
そして、七草粥は
一物全体食を感じさせてくれます。
普段からお伝えしている
なるべく、ホールで食べましょう!
と同じ意味です。
食べ物、全体でひとつの命。
それを丸ごといただくことは
バランスが良いという考え方です。
せっかくの機会なので
是非、七草粥食べてみてくださいね♡
今日は一物全体食に関連して
『油のお話』をしたいと思います。
今の現代人は、一物全体食という考え方が
失われつつあります。
ホールで食べませんよね。
鶏肉も胸肉ばっかり食べたり
スーパーの大根は、
白い部分で菜の部分が捨てられていたり。
一部だけを食べるのが当たり前の現代。
その最たる違和感が
“油”だと思っています。
なぜなら、普段、料理に使う油を
抽出するために必要な材料を考えると
油の量や値段がおかしいからです。
そして、この油が私たち現代人の
体に負荷をかけているからです。
一度、ゴマなどから油を抽出してみると
より、違和感に気づくと思います。
一物全体食とはいえ
米油、菜種油、胡麻油、オリーブオイル
DHA、EPAなど、油だけを抽出して、
毎食摂ることに、違和感を感じないでしょうか?
調理油を使う調理法
揚げ物や炒め物は、ここ数十年で
浸透してきた食事です。
結果、近年オメガ6(サラダ油、大豆油など)を
とり過ぎて、病気の人が増えました。
多くの人が知っていることだと思います。
だから、オメガ6ではなくて
少し酸化を起こしにくい
オメガ9の油を使おう!となって
流行ったのがオリーブオイルです。
しかし、長年オメガ6をとってきた
体はオメガ9に変えたところで
不調にSTOPは、かけません。
そこで、次はオメガ6とオメガ3の
バランスが悪いんだ!
だから、オメガ3をとろう!
オメガ3は、炎症を抑えるから!
という謳い文句が流行ります。
そもそも、分子構造を見ても
オメガ3は最も酸化しやすく
あまり積極的に摂らなくて良い油です。
今日は割愛しますが
さまざまな害があります。
魚をホールで食べる時に
必ず入ってきますし
わざわざ摂らなくていいのです。
にもかかわらずオメガ6が多すぎるから
オメガ3だ!と亜麻仁油やオメガ3の
サプリメントなどが流行ったりしていました。
冷静になってほしいのです。
まず、やるべきことは
オメガ6を控えることではないでしょうか?
食生活から油を減らすこと
これが健康への1番の近道です。
しかし、
“オメガ6が多すぎる”
ではなく
“オメガ6とオメガ3のバランスが悪い”
に、論点がズレて
また、別の油をとりいれる。
ただ、汚いものに蓋をしただけの状態。
根本は何も解決されていないのです。
実際に厚生労働省のデータでも
日本人の脂質代謝が悪いという指摘が
あります。
さらに、オメガ3が
肝機能障害などの炎症に効くという
有効性が示されたデータはありません。
これも国も言っています。
ですが、国民には浸透していないですね。
データを置いといたとしても、
『一物全体食』『ホールで食べる』
この考えからみても
偏ってるなぁと思うのです。
油のとり方は、私たちの健康度に
大きく寄与します。
一度、食事全体から油を減らすこと
意識してみてほしいなぁと思います。
私たちはついつい何かをプラスしがちです。
しかし、一度、何か新しいものをプラスする前に、
まずは余計なものの引き算をしてみませんか?
是非お試しあれ。
調理法で変わります。
私の今の時期にオススメは
断然 鍋です!ズボラなので(笑)
忙しいみなさんの時間と体の
お助けになってくれますよ〜
それでは今日はこの辺で。
おやすみなさい♡